アスファルト舗装工事の費用が知りたい【適正価格を得る方法を解説】

「アスファルトの舗装工事の費用の相場が知りたい。」
「アスファルトの舗装工事の費用の適正価格を得るには、どうしたら良い?」
「アスファルト舗装の単価は?」

こんにちは。北海道の建設企業「M・Kロード株式会社」です。

この記事では、アスファルトの舗装工事を考えている方に向けて、「工事費用の相場や、適正価格を得る方法、アスファルト舗装の単価」について解説します。

自宅敷地内のアスファルトがボロボロになってきたなど、意外と身近な悩み。適正価格で舗装できているのか心配ですよね。

今回は、その不安をしっかり解消できるように、舗装のプロが正しい情報をお伝えいたします。

目次

舗装材料の種類について

冒頭で「アスファルト舗装」と記載しましたが、路面の舗装には「アスファルト舗装」と「コンクリート舗装」があります。

違いをざっくり説明するとこんな感じです。

材料メリットデメリット
アスファルト比較的安価、短時間で施工可能コンクリートと比べてデザイン性に劣る
コンクリートデザイン性が高い、高耐久高価、施工に時間がかかる

用途に合わせて舗装材料を選ぶ必要がありますが、基本的にはアスファルト舗装が比較的安価なため、費用を抑えたい方には最適です。

「アスファルト舗装工事の費用」相場はいくら?

アスファルトの舗装工事の費用は、工事の範囲や使用する材料によって大きく変動します。

一般的に、アスファルト舗装の単価は1㎡あたり5,000円前後と言われています。しかし、これはあくまでも目安です。

先に記載したように、アスファルト舗装の費用は、工事の範囲や使用する材料に加えて、地域、地盤によっても大きく異なるため、実際の費用は舗装業者に現場調査をしてもらい、見積りを取るまでわかりません。

とはいえ、1つの舗装業者のみに見積りを出しても、それが高いのか安いのかを自分で判断するのは難しいです。
舗装を検討する場合は、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。

「コンクリート舗装工事の費用」相場はいくら?

コンクリート舗装は、アスファルト舗装よりも耐久性があるというメリットがある一方、費用が高いというデメリットもあります。一般的には1㎡あたり1万円前後が相場と言われています。

しかし、コンクリート舗装はその性質から、大規模な補修工事が必要なく、長期的にみるとコンクリート舗装の方が安くなるという場合もあり、一概にどちらが必ず安いと言い切れません。

正しく見積りを取り、ご自身に適した舗装方法を選びましょう。

適正価格を得るには現場調査しかない

先に記載しているとおり、適正価格を得るには舗装業者に現場調査してもらい見積りを出すしか方法はありません。

路面舗装は「現場がどうなっているのか」その状況を把握するのが非常に重要です。実際に業者に地盤の状態などを確認してもらわなければ、適正な見積もりを出すことはできません。

舗装業者に依頼する際は、担当者に現場を確認してもらい、見積もりを出してもらいましょう。

そして、見積りは複数の業者で出すようにしましょう。

「アスファルト舗装の単価」と「舗装工事の概要」

アスファルト工事の単価は、1㎡あたり3,000円~8,000円で、平均は5,000円程度です。この費用には、純粋にアスファルトを流し込んで固めるだけではなく、それに先立つ諸々の工事が含まれています。

下記に、アスファルト舗装が完了するまでにどのような作業が必要なのか、各作業の単価とともに解説します。

業者から受け取った見積書の詳細項目に、これらが記載されていたら参考にしてみてください。

作業手順① 掘削(鋤取り

まずはじめに、掘削(鋤取り)作業をします。簡単にいうと、「不要な土を取り除く作業」です。

新しく路面を作るためには、アスファルトを流し込むスペースが必要になるため、地面の土を掘って、このスペースを作ります。費用は、1平方メートルあたり500~1,000円程度。

そして、掘削して土を均一の高さに仕上げ、路床と呼ばれる層を形成します。路床を仕上げる費用は、1平方メートル当たり350円から500円程度です。

既にあるアスファルトの補修、舗装し直しの場合も掘削が必要になるケースが多いですが、現場の状況によって必ずしも必要かどうかはわからないため、現場調査により判断されます。

路盤の仕上がりは、アスファルト舗装の仕上がりにより、20cm程度下になるため、整地工事が不要な現場であれば費用はかからないことが多いです。

作業手順② 路盤調整工事

路床ができたら、その上に路盤を作ります。

路盤は大きく分けて下層路盤と上層路盤の2つで構成されます。

下層路盤には小粒径の砕石を敷き詰め、上層路盤には大粒径の砕石を敷き詰めます。地盤の降下などの問題が発生しないように、機械または手作業で使用し、各層を適切な密度に締め固めます。

路盤調整工事の費用は、1平方メートルあたり約900円~1,500円です。

作業手順③基層・表層づくり(アスファルト舗装)

路盤が固まったら、アスファルト舗装に入ります。

アスファルトは、路盤に近い方から「基層」、そして「表層」の2層構造になっています。それぞれ、「荷重を均一に伝達する役割」と「交通の安全性、快適性を確保する役割」を持っています。

アスファルト混合物を機械や人力で敷き詰めて締め固めることで、上記の2層を順に形成します。

費用は、1平方メートルあたり約3,500円から4,000円です。

その他の費用

アスファルト舗装工事基本は上記のとおりですが、多くの場合、以下のようなその他の費用が発生するため、覚えておく必要があります。

残土処分

残土処分(残土処理)のための整地費用は、1平方メートルあたり1,000円から2,000円です。

重機の運搬費

現地で重機を使用する場合、現地までの重機運搬費は約5,000円です。

交通誘導などの人件費

工事現場で交通誘導が必要な場合は、交通誘導費として1人1日あたり約18,000円が必要です。その他、現場管理費、諸経費が見積もりには含まれており、総費用の10%程度になりますのでご注意ください。

その他

その他にも産業廃棄物処理費用など、さまざまな費用がかかることがあります。

まとめ

アスファルトの舗装工事の費用の相場や、適正価格を得る方法、アスファルト舗装の単価について解説しました。

現場によっては、地盤が緩く地盤改良が必要な場合もあれば、石や瓦礫を含んでいたり、土中に埋まっていて土壌改良が必要な場合もあります。

そのため、いくらアスファルトの単価から、必要費用の概算を予測してもあまり意味がありません。大切なのは、アスファルトの専門業者に実際に工事現場で現場を確認してもらい、見積もりを出してもらうことです。

アスファルト舗装を依頼する前に、業者に相談しましょう

アスファルト舗装の費用は、現場の状況によって大きく異なります。上記の見積もりを参考にしても、地盤の状況やお住まいの地域によって、費用が大きく異なる場合があります。

まずは地元の業者に現場の状況を確認してもらい、実際の費用や必要な作業内容を把握しましょう。

そして見積りは複数業者で出し、予算を照らし合わせながら、舗装するかどうかを検討するとよいでしょう。

まさにケースバイケース。複数業者で相見積りを取り、自分に合った適正価格をしっかり見極めることが大切ですね。

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