土木作業員のキャリアプランとは?資格をとってデスクワークも可能。

「土木作業員のキャリアプランが知りたい。」
「土木作業員の資格取得のメリットとは?」

こういった疑問にお答えします。

こんにちは。北海道の建設企業「M・Kロード株式会社」です。

土木作業員と聞いてみなさんは何を思い浮かべますか?現場の作業員のキャリアプランってあまり思いつかないという方が多いと思います。

土木作業員のキャリアは、実はただの現場作業に留まらず、専門的な技術や知識を積んでいくことで、さまざまな道が開けるものです。

本記事では、そんな土木作業員のキャリアプランと、資格取得のメリットについて説明していきます。土木業界におけるキャリアアップの可能性や、資格がどのようにその道を開くのか、具体的な資格情報も合わせて見ていきましょう!

これから土木業界に参入しようとする方も、すでに足を踏み入れている方も、みなさんにためになるお話なため、ぜひ最後まで本記事を読んでみてください!

目次

土木作業員のキャリアパス

土木作業員のキャリアは多岐にわたります。それでは未来のキャリアを豊かにするために、どのようなステップを踏めばいいのでしょうか?土木業界を全く知らない方でもわかるように説明していきます。

1. 基本の土木作業からスタート

土木作業員としての一歩は、基本的な現場作業から。みなさんが「土木作業員」と聞いてまず思い浮かべる仕事だと思います。

初めはシンプルな作業が中心ですが、これがすべての基礎となります。

2. キャリアアップの道

基本の土木作業を習得した後のキャリアプランとして、有名なものだと「重機オペレーター」と「施工管理技士」が挙げられます。

  • 重機オペレーター: パワーショベルやブルドーザー、クレーンなどの重機を操作する作業員のことです。「機械土工」とも呼ばれています。
  • 施工管理技士: 建設現場全体を指揮・監督する仕事です。主に4大管理業務(工程管理、安全管理、品質管理、原価管理)を担当し、工事をスケジュール通りに完成に導く役割を担います。

3. キャリアアップに必要なこと

土木業界で活躍し、キャリアアップするためにはズバリ「資格」です。

資格にも種類がたくさんありますが、それぞれがキャリアアップの可能性を広げ、より良い条件での就業を可能にします。また、就職後に積極的に資格を取得することで周りと差をつけて成長することも可能です。

所属する企業から推奨されたり、必須項目として資格取得を促されるケースもありますが、そうなる前に積極的に資格を取ることをおすすめします。

資格取得のメリット

前項で説明したように、資格は土木作業員にとって強力な武器となります。具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

1. 給与アップ

これが一番わかりやすいです。資格を持つことで、その専門性が評価され、給与アップにつながります。

特に施工管理技士のような資格は、高い専門性と責任が認められるため、給与面でのメリットが大きいです。

2. キャリアの多様性

土木業界と聞くと現場作業がメインだと思う人もいるかもしれません。しかし、意外にも現場作業ではなく、事務所などでデスクワークメインの仕事もあります。

資格を取得することによって、計画や管理など、デスクワークを含めた幅広い仕事に携わることが可能になります。キャリアの選択肢が広がるということです。

裏を返せば、デスクワークをするためには資格取得が必須になるとも言えます。自分の将来像が決まっている人は、そのためにどんな資格が必要になるのかをあらかじめ知っておくことが重要です。

3. 安定したキャリアの確保

資格を持つことで、専門性が高く、需要のある職種で働くことができます。

これは「2.キャリアの多様性」の内容とも重なる部分ですが、資格があることで携わることができる仕事があります。これによって安定したキャリアを築くことが可能になります。

未経験から土木作業員になるために

全くの未経験からでも、土木作業員としてのキャリアをスタートさせることは可能です。

具体的には、現場作業から学び、徐々に専門性を高めていく方法が一般的です。その中で資格取得を目指しつつ、経験を積んでいくことが重要です。

ただし、みなさんも想像がつくように土木作業は力仕事が多いので、始めたばかりの頃は”体力的にも大変”と感じる人が多いと思います。

そんな中で資格取得の勉強を両立させるのはなかなかの根性が必要です。(もちろん、出来なくはありませんし多くの方がそのようにして資格取得を果たしていますのでご安心ください。)

とはいえ、まだ就職前で「絶対土木業界で活躍するんだ」と考えている方は、できるだけ学生の時間があるうちに資格取得の勉強をしておくことをおすすめします。

資格を持っておくと就職後に周りと差をつけリードすることができますね!

おすすめの資格

では、どんな資格を取っておくのが良いのでしょうか。

キャリアプランに合わせておすすめの資格をご紹介します。

重機オペレーターを目指す人におすすめの資格

重機の運転にはもちろんそれぞれの重機の免許が必要になります。

主な資格・免許には下記があります。

  • 「小型車両系建設機械の運転業務に係る特別教育」
  • 「車両系建設機械運転技能講習」
  • 「締固め用機械特別教育」
  • 「クレーン・デリック運転士免許」

また、重機を公道で運転する場合は、重機の重量や大きさに応じた自動車免許が必要になります。

重機オペレーターになると仕事の幅が広がり、より多くの業務をこなせるようになります。また、重機の運転は、腕力や体力を必要としないため、50代や体力の衰えた女性にも向いている業種です。将来を見据えて、運転に必要な資格は積極的に取得しておくとよいでしょう。

まずは土木技術者として経験を積み、各種資格・免許を取得して重機オペレーターになるのが一般的です。

施工管理技士を目指す人におすすめの資格

施工管理技士は、工事をスケジュール通りに完成に導く役割を担います。多くの仕事をこなさなければなりませんが、その分給料は高いため、施工管理技士を目指す人は多いです。

施工管理技士になるには、特に資格は必要なく、未経験から始めることも可能ですが、キャリアアップのためには「施工管理技士」の資格を取得する必要があります。施工管理技士は、分野別に7種類に分かれており、土木工事の場合は「土木施工管理技士」が必要です。

また、施工管理技士の資格には2つのレベルがあります。1級と2級です。2級は建設現場の「主任技術者」、1級は大規模現場の「監理技術者」になることができます。受験には一定の実務経験が必要なので、計画的に勉強して資格取得を目指すのが望ましいです。

2024年度から施工管理技士の受験規定が変更され、受験資格に学歴は、ほとんど関係なくなります。高卒でも大卒でも同じ条件で受験でき、早い人なら、20代で1級を取得できるので、興味のある人はこの機会に取得することをおすすめします。

その他のキャリアアップにおすすめの資格

  • 一級土木施工管理技士: 土木工事の監理に必須の資格。高度な専門知識と技術が認められます。
  • 技術士・技術士補: 土木工事に関わる幅広い技術のプロフェッショナルに。
  • 測量士・測量士補: 正確な測量がプロジェクトの成功に不可欠です。

まとめ

土木作業員のキャリアは多様であり、未経験からでもスタート可能な分野です。未経験からでも、頑張って資格取得すれば、その分だけリードできる、やればやるだけ成果が出る仕事です。

キャリアアップを目指し、資格取得にチャレンジすることで、より良い条件での就業や多様なキャリアパスが開けます。

専門性を高め、社会インフラを支えるプロフェッショナルを目指しましょう!

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