「建設業界の今後の動向と課題は?」
「土木業界におけるAIのメリットは?」
「AIは建設業界の人材不足問題の解決につながる?」
このような疑問にお答えします。
こんにちは。北海道の建設企業「M・Kロード株式会社」です。
本記事では、建設業界の今後の動向と課題や、土木業界におけるAIのメリットについて解説します。
建設業界が直面している現代のAIとテクノロジーの波について、どのように対応し、それを自分のキャリアにどう活かすかについて、具体的な指針を提供します。また記事後半では、未来の建設業界で価値あるスキルと資格について深掘りし、建設業界で長期的に成功するための戦略を提示していきます。
建設業界の今後の動向と課題
まず確実に言えること、建設業界では、若い世代の担い手確保が急務です。
そのためには、労働環境の改善が重要なファクターになりそうです。
ここからは、建設業界の今後の動向と課題を整理してご紹介します。
進む建設業界のDX
コロナの厳しい状況にある建設業界において、DXの推進は重要でした。
まず、ITの活用により、コミュニケーションの効率化や事務作業の電子化など、業務の効率化が期待できます。
建設業界でも、ITが活用できる場面はさまざまです。例えば、図面管理や施工管理をスマートフォンやタブレット端末で行うことができれば、よりスムーズに業務を進めることができるでしょう。
今後はこういったDXを積極的に取り入れる企業が生き残って行くはず。
M・KロードのDX事情
弊社では建設業界の今後にしっかりと対応していけるよう、DX部門を立ち上げて、下記に注力しています。
- AI自動化による事務作業の簡素化
- 図面、施工管理のDX化
- SNSの積極活用による、営業、事業促進
Tik TokではDXを推進する企画や、実際の施工の様子の撮影。【Tik Tokはこちら】
Instagramやツイッターでは現場にて社員の様子を撮影し、随時アップ。【Instagramはこちら】
見えないところでは事務作業の簡略化のためのシステム構築。
上記を積極的に行い、最先端の建設企業を目指しております。
また、事務作業の簡略化やその他DXの推進については、弊社のDX部門が構築を担当。企業様の事務作業簡略化のご相談も承っております。ぜひ下記Webサイトもご覧ください。
>> m.k.design | M・KロードDX部門専用ページ
建設業における働きやすい環境づくり
建設業では人材の確保が重要であり、そのためには、働く人が働きやすい環境づくりも重要です。
近年では、適正な賃金水準の確保、安定的な業務量の確保、週休2日制のモデル工事の拡大など、様々な施策が講じられています。
今後の海外インフラ拡充
今後、大きな内需が見込めないとしても、海外に目を向ければ、インフラ整備が必要な新興国への進出が期待できます。
“AI”は建設業界の今後を支え、人材不足問題の解決につながる
AIは建設業界の人材不足問題の解決につながります。
近年、様々な業界で人手不足が深刻化していますが、建設業界も例外ではありません。近年、建設業界は大阪万博やリニア新幹線、橋梁や道路などの大規模なインフラ補修工事などで活況を呈しています。
しかし、その一方で人材不足が叫ばれ、高齢化も徐々に進んでいます。
人材不足は、技術者不足にも直結しており、技術者や有資格者の減少により、工事を受注できなくなったり、仕事があっても規模を縮小せざるを得ない企業が増えています。
その結果、「AIの活用」で人手不足を補おうとする企業が増えています。
AIは単純作業を自動化できるため、人材不足の解消に役立ちます。
しかし、AI導入のメリットはそれだけでなく、AIを安全性向上の手段として活用することで、より働きやすい環境を作ることもできます。
さらに、現場の作業をAIやロボットに任せることもできます。その場合、建設業界で少なかった女性社員を、増やすきっかけになるかもしれません。
土木業界におけるAIのメリット
①作業効率の向上による生産性の向上
AIは作業効率を向上させることができます。これまで職人の技術や勘に頼っていた作業をAIに行わせることで、温度や湿度といったその時々の現場環境や材料の状態など、さまざまな情報を瞬時に判断し、適切な工程を再現することができます。
もはや熟練度の個人差を気にする必要はありません。
②生産性の向上だけでなく、人材不足の解消にもつながる
作業の自動化によるコスト削減ができます。
AIの活用により、これまで個人が行っていた単純作業や定型作業を、機械が自動的に処理できるようになります。少人数で滞りなく行える作業もあり、人手不足の解消につながります。
AIの導入には初期コストがかかりますが、長期的には、人件費の削減や企業全体のコスト削減につながります。
ヒューマンエラーを減らし、品質を向上させることができる
人が仕事をする以上、ミスは避けられません。人の手で仕事をする限り、どんなに注意してもヒューマンエラーをなくすことはできません。
しかし、AIを使えば、一定のスピードと品質で仕事を進めることができます。膨大な量の記録・管理業務にAIをうまく活用できれば、ヒューマンエラーは減り、品質も向上することでしょう。
AIが施工管理技士の仕事を奪う?
「i-Construction」などの施策で建設業界にAI技術が導入されることで、施工管理技士が実際に手を動かす仕事がAIやロボットに取って代わられるのではないか?と考えている人も多いと思います。
実際、大手ゼネコンをはじめとする建設各社は、現場の人手不足を補うために無人化・自動化を推進しています。
AI技術が、例えば
- (1)過去の施工事例から最適な施工計画を提案
- (2)ビルメンテナンスなど戦略的な維持管理
- (3)施工データの活用による品質管理の向上
現場作業の利便性を高めることは間違いありません。
しかし、AI技術は過去から抽出した限られた情報でしか思考できないため、建設現場で万能ではないということも念頭に置いておくべきです。
人間は状況に応じて、柔軟で複雑な思考ができます。
まとめ
建設業界の今後の動向と課題や、土木業界におけるAIのメリットについて解説しました。
AIの進歩は間違いなく建設業界の今後を支えてくれるでしょう。
しかし建設業界では、人にしかできない仕事が多いこともまた事実です。
そういう意味では、将来的にAIが建設業の仕事を奪う心配は少ないです。
逆にAIをうまく使えば、安全に効率化を図ることができます。人がやらなくてもいい仕事は、AIにお願いしていきましょう。